便秘で起こる様々な症状

便秘になると様々な症状が現れます。便秘とはリンクしないと思うような症状もあったりしますので知っておきたい内容かもしれません。美容目的で行なった結果が便秘になり美容を損なうという本末転倒なことも起こりうるので気をつけましょう。

まずは、分かりやすいお腹の張りや痛みです。これは便秘は腸のなかでガスが貯まることから起こります。口の中から入った空気だけでなく体内での食物の発酵、細菌などが発するガスなどが原因なのですが、便秘により外へ放出されなくなることから起こるのです。

また、便秘により自律神経低下、新陳代謝、血行などが悪化することで肌のツヤ、張りがなくなり肌が荒れてきたり、ニキビ、吹き出物などが出てくるなど肌を中心に美容面でも好ましくない状態になる可能性があるのです。

そのほかにもまだまだあります。頭痛や肩こり、食欲不振や不眠、ストレスなど様々な症状が現れることもあります。

そして、食欲不振、不眠、ストレスなどの症状は便秘になる原因のひとつでもありますので更に便秘を悪化させることにもなりかねないのです。便秘というのが便秘を作るという悪循環にもなりかねないので便秘にならないように心がけることが必要です。


硬い便が出ない!便秘がつらい

便秘の中でも便が硬くなってしまい、まったく出なかったり、ポロポロしか出ないという場合もあります。この場合もいろいろなタイプの便秘が考えられます。便が硬いから出ない、出ないから便秘になるという悪循環が、どんどんひどい便秘になってしまいそうです。例えば一度排便要求を感じたときに電車に乗っていたので我慢してしまったり、人がいたのでつい我慢したなど、せっかくの排便要求を我慢することが何回かあると、それ以降排便したいという信号が感じなくなってしまうことがあります。

これが直腸性便秘といわれるもので、直腸に便が溜まってしまい、だんだん水分がなくなってしまうことでカチカチの硬い便になってしまうのです。この場合は毎日の排便習慣をもう一度体に覚えさせるようにしましょう。しかしその前にとにかく今硬くなって出ない便を排出するために、薬や食べ物、漢方薬などで早く解消することが大切です。

他にも便がコロコロとしたウサギの糞のようになって、なかなか出ないと思ったら今度は急に下痢が始るなど、交互にこのような症状が起こるときには痙攣性便秘と考えられます。この場合、環境の変化、ストレスなどが原因となるため、ストレス解消と体を休ませるということが大切です。生理前も水分が吸収されるので、やっぱりコロコロ便やカチカチ便になって苦しい思いをすることがあります。そんなときには水分を多く摂るようにしましょう

そして肛門付近に便が硬くなって溜まってしまうのが弛緩性便秘で、運動不足や腸管の緩みから起こるとも言われています。腸のぜん動運動が活発に行われないため順調に排便することができず、肛門付近で溜まって硬くなってしまうというものです。残便感がありスッキリ排便できないという状態が続き、痔などにもなりやすいと言われています。痔になると排便したくないという気持が起こしてしまい、排便のサインにも鈍感になってしまい、原因が重なった便秘になってしまうこともあります。


便秘による食欲不振などの症状について

便秘によって起こる食欲不振などの症状について考えてみましょう。便秘によっておなかの膨満感や、吐き気などによって食欲不振になることもあります。そしてそれだけではなく、他の症状もさまざま起こると言われています。


例えば腹痛も軽い状態だけでなく重度のものになると、歩くことさえできないということもあります。便秘によって便が硬くなってしまい、どんどんおなかの中にたまってしまった結果、そこにガスが異常発酵し胃の働きまで止めてしまうこともあります

そうなると歩く振動だけでも激痛が起こることも。そんなときには下剤によって出すことができれば回復します。しかしひどい状態になると病院で処置してもらうことが必要になることも。ただしここまでになることは、そうしょっちゅうあることではないようです。

また便から発生されたガスや有毒物質は、逆流して体内の細胞に届けられます。腸壁から吸収された毒素は血液に乗って肺の細胞に運ばれると、肺から出る息が悪臭で口臭が出ることも。直接腸内から胃を通って食道から悪臭が上がってくるより、肺に毒素が運ばれたときの方が口臭になりやすいとも言われています。

もちろん胃の動きが悪くなり消化不良を起こし、それが原因で口臭が出ることもあるとのこと。また同じように体臭となって悪臭が出ることもあるので、あまりためすぎは注意したいものです。

腹痛もガスが溜まった場合はとりあえずガスを出すと治りますが、便が硬くなって腸が痛む場合はとにかく下剤などで便を排出する必要があります。どちらにしても、今後便秘をしないように食事や運動なども見直すことが大切になるでしょう。

食物繊維の多いものをできるだけ摂取し、適度な運動も必要になります。特に過度な運動をしなくても、毎日寝る前の便秘に効果のあるストレッチを続けるだけでもだいぶ違うはずです。また毎日の生活リズムをしっかり付けることも重要です。そのためには寝る時間、起きる時間を一定に保つことも大切ではないでしょうか。


便秘による吐き気

便秘によって起こる吐き気について考えてみましょう。吐き気は胃のトラブルのようですが、胃腸はとても親密な関係にあるため、腸のトラブルである便秘による吐き気があっても不思議ではないようです。ただし激しい吐き気が起こったときには、便秘だけでなく他の病気なども考えられます。

器質性便秘からくる吐き気は注意しなければなりません。器質性便秘とは重度の内臓疾患からくる便秘で、吐き気が発症することが多いと言われています。例えば腸閉塞や腸捻転、また腹膜炎や盲腸などによっても起こります。重篤な病状の一つの場合は吐き気だけでなく腹痛や悪寒、発熱なども起こることが多いようです。

一般的な便秘による吐き気の場合は、痙攣性便秘で吐き気が起こることがあります。数日の便秘ののち、腸内でガスが異常発生したときにはガスがおなかに溜まってしまい、パンパンになると体を少しでも動かすだけでも痛くなります。そして吐き気も同時に訪れますが、これはガスが充満して胃の動きまで止めてしまっていることも

また鬱症などからくる便秘でも、吐き気が強くなることがあります。特に不安などが急激に襲ってきたときには、自律神経を乱すことから吐き気が起こることもあるそうです。また腸内環境が悪い状態ではセロトニンの生成も行われにくくなり鬱病を引き起こしたり、精神的に弱ることも考えられます。

そして風邪やインフルエンザなどによっても便秘になることがあり、それに伴って吐き気を起こすことも。腸内環境が悪化することで免疫が低下し、風邪もひきやすくなるということも考えられます。また女性の場合は月経の前に便秘になりやすく、月経前症候群では吐き気も伴うといわれているのです。

また他にもストレスによる過敏性便秘でも吐き気が起こります。ストレスによる便秘と吐き気が同時に来るという場合です。しかしどの理由にしても便秘によって、排出するはずの老廃物から出る毒素が血液によって体中に回り、特に吐き気という症状が出ることも。また上の位置で便秘をしている場合は、胃に逆流して毒ガスの毒素が胃の粘膜を痛めるため、吐き気というかたちになることも考えられます。


便秘でもあった死亡例

便秘で死亡例があったということをご存じの人はいるでしょうか。もちろん生命危険のある重大な病気によって、便秘になっている人が亡くなったのではありません。死亡の原因が純粋に便秘にあったという死亡例です。1998年日本で21歳の女性が便秘によって死亡したことがありました。その女性は以前より便秘がひどかったようですが、そのときも随分前から医師への相談などはせずに、市販の便秘薬を飲んでいたそうです。多分市販の便秘薬を飲んでも、しっかりとした便秘解消がなかったようです。

亡くなる2日前までは今までどおり仕事を終えて帰宅したそうですが、そのときには随分お腹が大きく膨れていたとも言われています。そしてその後、具合が悪くなって休養をとっていたとのこと。そして仕事を休んで2日後、トイレの前で倒れていたその女性を弟さんが見つけたそうです。食事は亡くなる前日の昼からまったく受け付けられなかったということで、もう限界のところまできてしまっていたことが想像できます。解剖の結果、腸内に6.7キログラムの便が詰っていたそうです。その大量な便による腸閉塞が死因となってしまったとのことですが、亡くなったときには妊産婦のような大きなお腹をしていたというのも納得です。



腸閉塞というのは便やガスが腸内に充満してしまうことで、お腹がパンパンにはって腸が詰ってしまいます。普通は軽い腸閉塞でも苦しくなり、歩くだけでもお腹が痛いという症状が起こり、病院に緊急搬送されることが多いようですが彼女の場合はそこまで苦しさがなかったため、病院に行くことが遅れたということなのでしょうか。本当に病状が出なかったことが、この場合運が悪いとしか言えません

腸閉塞の原因はいろいろなことがあるようですが、腸壁が炎症を起こしてしまい腸同士癒着を起こし、便が動かなくなってしまうのです。彼女の場合はそこまでいく前に、病院でしっかりとした下剤による便の排出をしなかったことが死因に直接つながってしまったのです。直腸の近くは、水分のとても少ない石のような便が溜まっていたということです。


出ないから痛い便秘は要注意

便秘によって便がなかなか出ないため、痛いときがあります。その痛さにもいろいろありますが、便秘をするととかく便が硬く大きくなることがあります。それが無理やり少しずつ出てくると、肛門が痛くなることがあります。痔でなくても、肛門がいっぱいに開いてしまうほど、太くなった硬い便が出たときは痛くなります。もちろん、そんなことが続けば痔になってしまうこともあるのです。

また便秘によって、お腹が痛くなることもあるようです。これは腸内に便が溜まってしまい、硬くなって動かなくなったりしていると、ちょっと体を動かすだけでも痛く感じることもあります。またもっと腸内に便が溜まってしまったときには胃まで持ち上げてしまって、胃痛、吐き気にもつながるのです。これらの場合は薬に頼って、まず便を出すことを考える必要があります。

腸内がどのようになっているのかは、素人ではなかなか分らないものです。便秘になっていることはわかっていても、どのようなレベルの便秘でどのような危険があるのかは分りません。まず病院に相談に行って、どの程度の便秘なのか診察してもらうようにしましょう。

1つだけ注意したいことは、便が最近出ないので便秘かなと思っていたときに、腹痛があった場合。キリキリ傷むようだったりシクシク痛むようだったら、すぐに病院に行くようにしましょう。虫垂炎の可能性もあるからなのです。虫垂炎の場合は炎症が急に起こるばかりでなく、数日前から起こってくる場合があります。腹痛まではなくても腹内の熱のために便秘が起こることは意外と知られていません。

そのため、お腹の痛みが出てきたときには右だけの痛みに限らず病院に行くようにしましょう。虫垂炎は最初、右だけでなく痛みが動くときもあるので、とにかく腹痛が伴っているときには要注意です。痛みはとにかく腸に異常が起こっていると考えていいようです。このようなこともあるので便秘だからと甘く考えないことも大切ではないでしょうか。

 

 

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