便秘の種類で腹痛の場所や痛み方も違う

便秘によって腹痛が起こることもあります。とはいっても腹痛が起こる場合は腸が悲鳴を上げていると考えてもいいかも知れません。できるだけ腹痛が起こる前に便秘解消するようにしたいものです。便秘の種類によって腹痛の場所や痛み方も違うので、腹痛から便秘の種類を知って予防することもできます。

痙攣性便秘や過敏性腸症候群
便秘と下痢の交互型が多く、腹痛は下痢の直前に起こることが多いようです。便意があってトイレに行くと、ころころのウサギの糞のような便しか出ず、なかなかすっきり便が出ません。しかし腹痛が来ると、今度はすぐに下痢をしてしまいます。このときの腹痛の場所は、お腹の中央か全体が痛みます。また食事が終って30分程度でお腹全体が痛くなり、下痢を起こす場合は特に過敏性腸症候群の可能性が高くなります。どちらも身心のストレスが原因なので、とにかく体と心を休ませるようにしましょう。症状が落着くまでは消化の悪いものは避けます。また刺激の強い便秘薬は、逆に腹痛と吐き気に襲われる事もあるので注意が必要です。

弛緩性便秘
弛緩性便秘は腸のぜん動が弱くなる便秘なので、溜まってしまうとガスの発生が強くなります。それによってガスが充満し、胃の方まで押上げてしまうこともあります。またガスが動くたびにその部分に腹痛がある場合もあるので、腹痛の場所は特定しません。逆に腹痛の場所が動いたりガスが溜まった痛みがあるときは弛緩性便秘と考えるといいのではないでしょうか。

直腸性便秘
特に下腹が痛いときには、この直腸性便秘を疑う必要があるかも知れません。直腸性便秘は肛門のすぐ近くで便が硬くなって溜まってしまいます。そのため下腹中心に痛みがあります。便意があるときにトイレに行けないなどタイミングを外してしまうと起こります。また寝た切りの老人などにも多く発症します。あまりひどいときには下剤を使って出すことも考えましょう。直腸性便秘の場合どんどん硬くなって固まっていくケースが多いので、運動や食べ物ではなかなか便秘解消に時間がかかる可能性があります。今後便意を我慢しないようにしていくように注意していきましょう。また寝た切りの老人などは、医師と相談して軽い下剤を使用することも必要になるかも知れません。

器質性便秘
こちらは純粋な便秘でなくて、病気が隠れていることで便秘が起っているものです。その病気や進行状態によって腹痛の場所も違ってきます。逆にその腹痛の場所によって、その付近の内臓に疾患がある可能性があると考えられます。


便秘の種類からチェックしよう

便秘の種類を知ることで原因がチェックできます。原因が分かれば改善方法も分かり自力で便秘を治すこともできるはず。そこで自分の便秘を診断するための見分け方をご紹介したいと思います。まず弛緩性便秘の場合は、便がコロコロしたり固めの便が出ることが多いようです。腸のぜん動運動が弱いので高齢者などもこのタイプが多いと言われています。

また女性の場合、生理前に決まって便秘になることもあります。この場合は女性ホルモンのエストロゲンが優位になっていることで、水分不足になっていることが多いので水分を多めに取るようにしましょう。便が黒くて固めという状態であればこの弛緩性便秘と診断しましょう。運動不足であれば改善するようにします。また食物繊維の多い食事を意識することも大切です。

またもし便秘と下痢が交互に訪れるようであれば、ストレスが原因の痙攣性便秘と診断できます。この場合はストレスが多くないかチェックしてみましょう。ストレス解消のためにゆっくりお風呂で温まったり、好きなことに没頭する時間を作ったりと、自分なりのストレス解消法を習慣づけることも大切です。乳酸菌など腸内環境を改善する食品を意識的に食べるようにしましょう。

また肛門の近くに硬く便が溜まった感じがする場合は、直腸に溜まっている状態です。この場合、排便を我慢してしまったことなどが原因になります。残便感がとても強いタイプで、もう少し頑張れば出そうな気がするタイプですがなかなか出ません。このようなときには食物繊維の中でも水溶性の、海藻やきのこを中心に多く摂取してみましょう。いわゆるごぼうや芋などの食物繊維は、逆効果になってしまうとのこと。

そしてできるだけ毎日、同じ時間に排便をする習慣を付けることが改善につながります。排便欲求がなくても必ずトイレで数分座ってみるなど、毎日の努力が大切になります。また睡眠、起床時間も毎日同じにしてリズムを作ることが大切です。


一過性単純便秘

急性便秘である一過性単純便秘とは環境や食生活の変化によって起こる一時的な便秘をこう呼ばれています。新生活のスタートや旅行など生活環境が大きく変わったとき精神的なストレスにより起こる便秘の多くはこの一過性単純便秘に含まれます。特に、旅行時や友人宅での寝泊りに便秘になるという人は少なくないと思います。これは生活環境の違いでのストレスと便意が来ても我慢してしまいがちになることから起こるようです。

また、食事の量などが極端に少なかった場合、便を作る材料不足や水分不足で便が固くなって便秘になる場合もこの一過性単純便秘である可能性が高いです。原因が解消されれば自然と治り心配の必要はありませんが、慢性的な便秘にならないために少しでも早めに原因をなくす努力をするべきです。


症候性便秘

症候性便秘とは急性便秘の一種で病気が原因で起こる便秘の事を言います。慢性のものもありますが、腸捻転、腸閉塞の疑いから起こる便秘ですので病院で診てもらう必要性が出てきます。

その際の症状は嘔吐や激しい腹痛などが現れてきますので便秘でこれらの症状が出てきた場合にはすぐに病院で診てもらいましょう。


結腸性便秘(弛緩性便秘)

結腸性便秘とは慢性的な便秘のひとつです。慢性的になるということは、なんらかの機能が低下しているという事になります。結腸性便秘の場合は結腸の緊張が緩み蠕動運動(ぜんどううんどう)が弱いために起こります。結腸の緊張が緩むと便を押し出す力が弱まり排出できなくなっているために起こります。

体力が低下している人に多く見られ高齢者の方や虚弱体質、病気などで体力が弱っている人に起こりがちです。症状としては腹部の膨満感や残便感などや食欲不振、冷え性、肩こり、頭痛などが起こりえます。慢性的な便秘と言えばこの結腸性便秘なぐらいメジャーな?便秘がこれに当たります。


直腸性便秘

慢性的な便秘である直腸性便秘とは直腸の神経が鈍くなるために便意を感じなくなる、または蠕動運動が起こらないことから排便が困難になる便秘です。そうなる理由は便意を無視したり見逃したりしたことがきっかけで起こります。便意を見逃す理由は多々あると思います。

痔の人は痛みから便を我慢するケースやトイレに行く暇がなく我慢してしまう場合、動くのが億劫になりトイレを我慢する人などもいるかもしれません。しかし、それを続けていると便意を感じにくくなってくるのです。また、浣腸などを常用していても起こるようです。


痙攣性便秘

慢性便秘の一つである痙攣性便秘は他の便秘の原因とは少し異なります。大抵の便秘の原因はなんらかの低下で起こるものなのですが、この痙攣性便秘は大腸の蠕動運動が強すぎることから起こります。

最近増加傾向のこの痙攣性便秘は主に精神的なストレスから来ます。自律神経に影響を及ぼし腸が痙攣を起こすことにより腸がところどころ狭くなり便の通行を妨げることで起こります。

この症状としては食後すぐに便意はあることが多いのですが小さい、または細い便しか出なく残便感が残るという特徴があります。

 

 

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