便秘薬の副作用を考える

便秘薬の副作用をあまり考えずに、いつも便秘薬を飲んで排便をしているという人もいるようです。しかし、そのような便秘薬の連続使用によって起こる副作用のことを知ると、とても恐ろしいことでもあるのです。便秘のときに簡単に便を排出してくれる便利な薬であっても、そこにはいろいろな副作用があります。特にほとんどの便秘薬には下痢剤が入っています

また生薬や漢方薬配合という便秘薬もありますが、漢方薬でも生薬でも化学薬品でも、強烈な下剤成分であれば体に対する負担は同じようにあります。また、腸の運動が弱くなって便秘になってしまう人がとても多いようですが、無理に下剤成分で腸のぜん動運動を起こすことにも副作用があります。そのような成分で腸のぜん動運動を無理に起こすことで、自力でぜん動運動を行えない体になってしまいます。そうなれば一生、便秘薬のお世話になることになります。そうなると、今度は腸内の問題として大腸癌や直腸癌などの要因にもなってしまうのです。

また、腸のぜん動運動が弱っていき、どんどん強い薬を使うようになってしまいます。わたしたちは腸の働きが弱ってしまった、その結果である便秘の部分だけに焦点を当てています。そのため、便秘を解消することだけを考えてしまいがちです。しかし腸の働きが弱るということは、栄養の吸収が悪くなることで、体全体の代謝が落ちることにもつながってしまいます。代謝が落ちることで、ますます腸の運動は弱ります。他にも肌のトラブルや健康トラブル、ダイエットなどにも影響してくるのです。また腸内に残っている便から毒素が体内に逆流することで、そこでもまた肌や健康、ダイエットに影響が出るという悪循環が起こってしまいます。

便秘薬の副作用は単純に下剤による副作用だけでなく、人間の一番大切な代謝にまで影響してしまうのです。腸は栄養の吸収と排出という二つの重要な作用があります。単なる便秘、単なる便秘薬、単なる副作用ではないということを、しっかり考えるようにしたいものです。


便秘薬を飲み続けるとどうなるのか?

便秘薬はどうしても体が慣れてしまい、便秘薬を使わないと便秘が起こりやすくなっていきますこれもある種の便秘副作用とも言えるかもしれません。特に腸のぜん動運動を起こさせるタイプの便秘薬や、下痢を起こさせるタイプのものは、腸が自力で排便する力を弱めてしまいます。そのために毎回便秘薬を使った排便が当たり前のようになってしまうこともあります。そこで続けて使うことで二次的に、もっと厳しい副作用が待っているのです。便秘薬をできるだけ使いたくない理由には、このような二段構えの副作用があります。

便秘薬を飲み続けることによって起こる副作用は、腸が黒くなると言われています。無理に腸のぜん動運動を起こさせ排便されることによって、腸が黒く色素沈着を起こします。例えば庭の水まきホースをいつも無理にくねらせていたら、だんだんその部分が痛んで切れたり伸びたりします。しかし同じような形の生きている蛇だったらどうでしょう? 自分の力で生きている細胞を使い、筋肉を使って体をくねらせても、どこも痛みや破損は起こりません。これと同じような理窟が腸の動きにもあるのです。腸自体が筋肉と細胞を使ってぜん動運動をするなら何の問題もありません。

しかし腸の動く力が弱くなっているときに無理に薬で激しく動かせば、いろいろな問題が起こるのも当然ではないでしょうか。さて色素沈着を起こしてしまった腸は、ますます機能低下が起こり便秘はひどくなる一方です。それでも便秘薬を作って無理に動かすこと、いろいろな病気が発症するリスクも高まるのです。

起きやすい病気として大腸炎があります。特に腸の運動が落ちたり活発になったりする痙攣性便秘の場合は、腸の動きを刺激するタイプの便秘薬によって、よけいその動きが激しくなることがあります。そのため大腸炎などのリスクが高まるのです。このように便秘の種類によっては、便秘薬を続けてしまうことで腸トラブルのリスクが高まるのです。薬を使わない下痢でも、一度下痢をすると次に便秘しやすいと言われています。下痢によって大きく腸のぜん動運動が起こってしまうと腸は弱り次の便秘につながります。このように便秘薬は使うたびに、常習性が強くなるので注意しましょう。


便秘と便秘薬による腹痛を考える

便秘薬を使用すると必ずと言っていいほど腹痛が起こります。もちろん個人差もあるようですが、その強さには便秘薬の中に含まれる成分にも関係するようです。どの便秘薬でも下剤成分が入っているため、さまざまな腹痛が起きます。特に腸のぜん動運動を刺激するタイプの便秘薬の場合、腹痛も相当強くなります。腹痛が強いということは腸に対する負担も大きいと考えられるのです。腸の動きを無理に促進する便秘薬の効果によって、腸が急激に動くため便の水分が吸収できず下痢になってしまいます。これが便秘薬による腹痛と下剤のメカニズムなのです。

便秘薬による腹痛の対処法は何もないのが現実です。じっと待って便がすべて出るまで我慢するしかありません。水を多く飲むと楽になるという人もいますが、あまり根拠はないようです。どうしても便秘薬による腹痛がキツイときには、腸の動きを強める薬ではなくファイバー系の便秘薬もおすすめです。腸を膨らませて便を出やすくするタイプの便秘薬なので腹痛は少なくなります。この便秘薬のタイプは水溶性の植物繊維をたっぷり摂ったときと同じような効果が期待できるのです。即効性には欠けるものの、数日で無理なく改善することができます。

下痢作用の強い便秘薬摂取時の辛い腹痛が、便秘の解消の副産物だとしても便秘の改善にはなりません。わたしたちは便秘を一つの嫌な現象としてとらえることがほとんどです。そのため便秘薬による腹痛も、我慢すれば便秘解消できると考えます。しかし便秘は体の悲鳴だということを忘れてはいけないのです。便秘の原因は食事だったり、生活習慣だったり、ストレスだったり、病気だったり、代謝異常だったりといろいろあります。その根本を改善せずに、この悲鳴である便秘を便秘薬で封じてしまうのは、今後の病気や今の問題を深くしてしまうことになります。便秘そのものが体の悲鳴であり、便秘薬による腹痛は無理なぜん動運動による悲鳴です。どちらも体の悲鳴であることをもう少し意識して、便秘の根本を改善することが大切ではないでしょうか。


妊娠しているときの便秘薬

妊娠しているときには便秘になりやすいと言われています。特に胎児が大きくなると腸の働きが低下することもあります。しかし特に妊娠中は胎児への影響も気になる時期なので、簡単に便秘薬を摂取することもできません。そこで手軽に購入できる市販薬で、胎児に影響がなく安心して服用できる便秘薬はないのでしょうか。

妊娠中は女性ホルモンでも黄体ホルモンが優位になっています。黄体ホルモンが優位になるために便秘になるのは、生理直前の便秘とメカニズムは同じです。黄体ホルモンは体内に水分を溜め込もうという作用があります。そのため腸内が水分不足になり、そのために便秘が起こりやすくなるのです。

またそれだけでなく、つまりなどで食物繊維をふんだんに摂れない場合もあります。このように妊婦にはいろいろな便秘の原因がいくつも重なっているので、妊婦でも便秘薬を利用したいこともあるのです。そんなときには、妊婦にも安全な市販便秘薬を利用しましょう

妊婦の服用にはあまりおすすめできない便秘薬があります。特に刺激性下剤と言われているもので、センナやアロエ、大黄などのアントラキノン系の成分は腸内の運動を促進させます。これらは子宮収縮などの危険もあり、妊婦は避けたい成分と言われているのです

逆に妊婦でもOKな便秘薬は、塩類下剤と言われる便秘薬ではないでしょうか。主成分は酸化マグネシウムで、腸に水分を増やして便を柔らかくするものです。効果も穏やかなので妊娠中の服用も安心と言われています。特に水分を多めに摂るようにしましょう。また液体タイプの便秘薬であれば量を調整して飲めるので妊娠中にはその方がおすすめです

 

 

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